デジタルに強い行政書士を目指して
私が以前からパソコンが好きだったり、少しIT関連の仕事をしていたこともあり、デジタル分野に強い行政書士として売り出していこうと考えています。
デジタルな行政書士業務として一番身近なものといえば電子申請です。
今は官公庁や地方自治体も急速に電子申請などを推進しており、行政書士としてもその流れにしっかりと乗って素早い申請が可能となることを期待しております。
まだまだ整備不足
行政書士として電子申請を代理する場合に、電子証明書が必要となります。
自分は本当に行政書士ですよとパソコン上で証明するためのものです。
もちろん、自分で名乗るだけでは本人かわからないため、しっかりとした機関が行政書士としての身分を証明した上でその証明書を発行してもらわなくてはいけません。
その手続きが結構大変でした。
私の場合、事務所変更も伴っていましたので、電子証明書発行までに合計2ヶ月弱を要しました。
売りにしようと思っていた業務が全くできず、賃料だけ掛かっていく日々が辛かったです。
他にも入管の申請取次の講習の申し込みのタイミングが悪く、これも2ヶ月以上待ちぼうけでやっと申し込みです。
本当に色々とタイミングが悪かったです。
独立開業する前に、別の仕事関係で色々とトラブルがあり、バタバタしながら新しい事務所を借りることになった等、様々な不運の末、独立開業後もまた不運の連続です。
アルバイトでもしようかなとか思う今日この頃です。
本題からそれましたが、電子申請はまだあまり普及していないことから手続きの整備不足が目立ち、すぐに行うことができません。
準備に結構時間がかかってしまいます。
私の電子証明書取得スケジュール
事務所を借りて引っ越しが終わり、事務所としての体裁を整えてから出ないといけません。
写真や図面をたくさん用意しますからね。
自分が所属している都道府県の行政書士会に書類を提出します。
行政書士会でチェックや稟議が終わって行政書士会から連合会へと書類が移ります。
セコムの申し込みの記載からすればこの時点で申し込みが可能となるらしい。
しかし、申し込みフォームを入力していると連合会の行政書士検索システムと同じ内容を入力しろとあったので、検索システムへの反映待ちです。
行政書士会の担当者に問い合わせても、変更完了の通知は9月最終日以降になるとのこと。
まずい、時間がかかりすぎる。
9月下旬に差し掛かる頃、連合会の検索システムを確認したら事務所の情報が変更されていたので、セコムの電子証明書の申し込みを始めました。
電子証明書の申し込みも大変です。
身分証明関係の書類や実印、印鑑証明などが必要となります。
ウェブサイトから情報を入力して申し込みをして、身分証明書を郵送で送るというまた時間のかかる方法です。
セコムから書類が到着した旨の連絡がメールで来ました。
確認ができた連絡ではなく、確認のために10営業日掛かるとのこと。
もう嫌になってきてます。どれだけ時間がかかるんだと。
やっとです。
そのままダウンロードできると思いきや、本人限定受け取りの郵便にパスワードが書いてあるから、それを入力してダウンロードしてね、との記載。
メールから2日後に郵便到着。
翌朝に郵便局のゆうゆう窓口に受け取りに行って、やっと手続きができます。
確認完了メールから3日です。
そして、メールに記載のあったURLにアクセスすると「アクセスできません」
呆然です。
即座にメールを入れました。アクセスできない、さっさと対応しろと。
そしたら、メールの返信はすぐに来ました。
緊急メンテナンスで、今日はずっと使えません、とのこと。
どれだけ時間がかかるんだ。電子申請するための準備に。
流石に怒りを通り越して呆れてしまいました。
電子申請のための整備がもっと必要
これ、事務所変更が必要となった時に、電子申請が主要業務で稼ぎ頭だった時ってどうすればいいのでしょうか?
手続きできないので2ヶ月仕事は中断して待っていてくださいとなるのでしょうか?
自動車登録などのOSSも電子証明書が必要となるため、今後はもう少し電子申請のための整備をしっかりと行ってもらいたいものです。
本当に疲れて呆れました。ITが業務を増やしてしまっている悪い例そのものですね。
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